脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎とは
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)とは、皮脂分泌が活発な部位に出現する赤みとフケのようなかさつきが主体の湿疹病変です。
乳児期と思春期以降の成人でよく見られ、症状はやや異なります。
症状
皮脂分泌が活発な部位や皮膚が擦れやすい部位(頭、顔、脇など)に、赤い発疹(紅斑)とフケ様のかさつき(鱗屑)が主体の湿疹病変が出現し、かゆみは無いか、あっても軽度です。
乳児期は、生後2〜4週頃から、頭や眉毛、おでこに赤い発疹や黄色のかさかさが見られ、多くは1歳くらいまでには自然軽快します。
成人の場合は、慢性あるいは再発性で、皮脂分泌がさかんな部位に赤くてかさかさした赤い皮疹がみられたり、頭皮からはフケが増加したり、ひどい時に厚くて硬い黄色調の角化物が頭部全体にみられたりします。

原因
原因は、皮脂中のトリグリセリドが皮膚常在菌であるマラセチアという真菌(カビ)により分解され、その分解産物である遊離脂肪酸が皮膚を刺激し炎症を起こすため、と考えられています。
マラセチア
人だけでなく犬や猫にも常在する、皮膚の健康には欠かせない菌のひとつで、皮脂を分解する(餌とする)ため、頭皮や顔など皮脂の多い部位に多く存在しますが、増えすぎると皮膚疾患を引き起こしてしまいます。
皮脂分泌の増加や高温多湿の環境で増殖しやすいため、ホルモンの影響や、ビタミンB2・B6の代謝異常、入浴や洗顔の不足、ストレスなども関連するといわれています。
治療
①スキンケア
洗顔、洗髪、入浴洗浄
石鹸やシャンプーを用いて適切に洗浄し、症状の出やすい部位を清潔に保つことが大切です。
洗顔は1日2回朝夕、洗髪は1日1回が目安で、多すぎても逆に必要な皮脂まで取り除いてしまうことになります。
ミコナゾール硝酸塩を含むシャンプーやボディソープは、マラセチアの菌量を減少させるため有用です。

洗顔
ごしごし擦るのではなく、洗顔料の泡をたっぷり立てて、肌の上で泡を転がすように洗います。
洗髪
シャンプーをつける前に、まず汗やほこりなどの汚れを十分に洗い流します。適量のシャンプーを髪の毛につけたら、なじませて泡立て、頭皮に爪を立ててごしごし洗わず、マッサージするように優しく洗いましょう。
保湿ケア
洗浄後はしっかり保湿してあげることが大切です。
油分が少なく、低刺激で保湿力の高い基礎化粧品がおすすめです。
②薬物療法
塗り薬として、炎症を抑えるために弱めのステロイドを使用したり、カビの増殖を抑える抗真菌薬(ケトコナゾールなど)を使用したります。
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