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水虫

水虫とは

水虫(みずむし)は、「足白癬(あしはくせん)」の俗称であり、皮膚糸状菌(白癬菌)という真菌の一種が、皮膚の表面(角質)に感染して発症する病気です。

爪水虫は「爪白癬(つめはくせん)」のことで、皮膚糸状菌(白癬菌)が爪に感染するもので、足の爪に生じる足爪白癬が多いですが、手の爪に生じる手爪白癬もあります。

通常子供には少ないですが、年齢や性別を問わず、誰にでも起こりうる症状です。

症状

足白癬

いくつかのタイプがあり、それぞれ症状が異なります。 

趾間型(しかんがた)

最も多いタイプで、足のゆびの間に赤みや小さな水ぶくれ、かさかさができ、角質が白くふやけ、めくれてびらんや傷になることもあります。かゆみをともなうことが多く、びらんから細菌の二次感染が起こり、足が赤く腫れて痛みが出ることがあります。

小水疱型(しょうすうほうがた)

土踏まず、ゆびの付け根周辺、足の縁に小さな水ぶくれが多発し、乾燥してカサカサしていることもあります。

角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)

足のうら、とくに踵(かかと)の皮膚が硬く厚くなり、ひび割れて痛みを伴うことがあります。

足爪白癬

初期症状では、爪の一部が白色や黄色に濁るという変色がみられ、症状が進行すると変色の面積が広がり、茶色や黒色になることもあります。また、爪が分厚くボロボロになり、一部が剥がれるなど変形がみられるようになります。

症状がひどくなると、変形した爪が靴に当たったり皮膚に食い込んだりして痛みが出ることもあります。高齢の患者さんでは、歩きにくくなって転びやすくなることもあります。

原因

足白癬・足爪白癬は、皮膚糸状菌(白癬菌)というカビ(真菌)の一種が皮膚や爪へ感染することによって起こります。皮膚糸状菌(白癬菌)は一般的なカビとは違い、ケラチンというタンパク質を栄養源として分解するため、皮膚の角層(最外層)、爪、毛包(毛根を包んでいる組織)に寄生します。

足白癬は、温泉や銭湯、サウナ、スポーツジムのシャワールーム、プールといった施設あるいは家庭内や共同生活で感染することが多く、足白癬患者さんから菌が散布され、直接病変部に触らなくても、足ふきマット、床、畳、スリッパ、寝具などを介して菌が他の人の足に付着します。

付着した白癬菌のほとんどは脱落し、感染には至らないのですが、菌が付着したまま靴下・靴を履き続けるなど、菌が長時間(24時間ほど)足の皮膚に付着していると、感染が成立し足白癬となります。また、足の角質に傷がついていると、菌が容易に侵入してうつりやすくなり、12時間で感染するというデータもあります。

足爪白癬は、足白癬がある人に起こることがほとんどで、足白癬を治療しないで放置していたことや、治療を途中でやめてしまったことなどにより、足の皮膚から爪へうつることが主な原因と考えられます。

治療

足白癬の治療

基本は、抗真菌薬の塗り薬です。
抗真菌薬は原因となる白癬菌を殺したり、増えるのを抑えたりする薬です。

通常、足白癬では皮膚の角層のみの感染であるため、抗真菌作用のある塗り薬をきちんと塗れば良くなりますが、角層が厚くなっている角質増殖型では、塗り薬では効果不十分なことが多く、抗真菌薬の飲み薬(テルビナフィン塩酸塩、イトラコナゾール)が有効とされています。

予防法としては、銭湯やサウナ、共用のシャワールームなどを利用した後は、きちんと水気をふき取り、乾いたタオルで拭いてから靴下や靴を履くようにしましょう。乾いたタオルで拭くだけで付着した菌量を減らせるデータがあります。

もし白癬菌が皮膚に付着したまま帰宅しても、24時間以内に足をきれいに洗えば感染を防ぐことができます。軽石やブラシなどで足を擦ると角質が傷つき、かえって足白癬になりやすくなるため、それらは使用せず、石鹸をよく泡立て優しくなでるように洗いましょう。

爪白癬の治療

飲み薬と塗り薬があり、通常治療の原則は飲み薬とされていますが、薬を使う期間、効果、副作用、薬剤費などがそれぞれ違うため、患者さんの症状や状況に合わせて薬を選択します。

塗り薬(エフィナコナゾール外用液、ルリコナゾール外用液)

爪の表面に塗ることで、有効成分が爪の中に浸透して効果を発揮するので、爪の表面が白くなっている場合や、症状が爪の先端部だけに症状がある場合には、塗り薬でも治癒が期待できます。

しかし爪が厚くなり、黄色や茶色に濁っている爪白癬では、飲み薬の治療が中心となります。
内科の疾患や薬の飲み合わせの問題、副作用などで飲み薬を使用できない場合は、濁った爪を爪切りなどでできるだけ取り除き、塗り薬で治療しますが、治癒しないこともしばしばです。

飲み薬(テルビナフィン、イトラコナゾール、ラブコナゾール)

飲み薬は、有効成分が血液から爪へ運ばれて、爪の内側から効果を発揮します。
テルビナフィンは6ヵ月毎日、ラブコナゾールは12週間毎日服用し、イトラコナゾール(パルス療法)は1週間服用してその後3週間休薬するのを1パルスとし3回くり返し、その後経過観察となります。

これら3剤は、副作用の自覚症状が現れなくても、血液検査で異常が出ることがあるため(主に肝臓の機能障害や血球の異常)、治療開始前と治療開始後しばらくしてから血液検査を行います。

飲み薬も塗り薬も、変色・変形した爪を元に戻すものではなく、有効成分により爪の成長にともなって感染した爪が先端の方へ押し出されて、新しい健康な爪に生え変わることで治ります。

個人差はありますが、足の爪は生え変わるまで約1年~1年半かかるといわれており、加齢とともに爪の伸びる速さが遅くなります。また、爪が厚くなって重症になるほど治療に時間がかかかります。症状に気がついたら早期に治療を開始することが大切です。

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