にきび

にきびとは
にきびは、毛穴に皮脂が溜まることで始まり、炎症を起こして、各段階の皮疹が現れる皮膚の慢性炎症疾患です。
顔や背中、胸などの皮脂分泌が多い部位にできやすい
10~30代の思春期から青年期に多く発症し、9割以上の人が経験するといわれています。
症状
にきびは、前段階として目に見えないくらいの「微小面皰(びしょうめんぽう)=マイクロコメド」という、毛穴の出入り口が狭くなり皮脂が溜まり始めている状態があり、「面皰(めんぽう)=コメド」という皮脂が毛穴に詰まった状態から始まります。
面皰には、毛穴の先が閉塞している白にきび(白色面皰)と、毛穴の先が開いている黒にきび(黒色面皰)があります。
面皰が炎症を起こすと赤にきび「紅色丘疹(こうしょくきゅうしん)」となり、炎症が進むと膿がたまった黄にきび「膿疱(のうほう)」になり、炎症がひどくなると皮膚の内部に膿が溜まった袋「嚢腫(のうしゅ)」や、硬く大きく触れる状態「硬結(こうけつ)」になることがあります。

炎症がおさまり平らになった後は、一時的に赤み「炎症後紅斑」が残りますが、ほとんどは時間とともに消えていきます。
しかし炎症が強いと、毛穴の周りの組織も破壊され、盛り上がったケロイド状の痕「肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」や、へこんだ痕「萎縮性瘢痕(いしゅくせいはんこん)」が残ってしまうことがあります。
にきびの患者さんでは、以上のような状態が複数混じってみられます。
原因
原因は、皮脂の分泌が多いことと、毛穴の出入り口が硬くなり詰まることで、毛穴の中に皮脂が溜まり、面皰が形成され、そこにアクネ菌(毛穴の常在菌)の増殖が加わります。
面皰の内部は皮脂が豊富で酸素が少なく、アクネ菌が増えやすい環境となり、アクネ菌が皮脂を分解してできた物質や菌自体が毛穴を破壊して炎症を引き起こします。
皮脂分泌の増加には性ホルモンが関与しています。思春期は血中の性ホルモンが増加し、皮脂が出やすくなるため、皮脂の貯留と細菌増殖が起こりやすくなります。また、女性は月経周期により性ホルモンのバランスが変わるため、月経前ににびきが悪化する傾向があります。
発症の誘因としては、年齢や食事、ストレスや睡眠不足、化粧品や不適切なスキンケアなどが関与しているといわれます。
治療
①薬物療法
白にきび、黒にきび(面皰)
塗り薬のアダパレン、過酸化ベンゾイル、アダパレンと過酸化ベンゾイルの配合薬、クリンダマイシン(抗生物質の1種)と過酸化ベンゾイルの配合薬が有効です。
アダパレン
毛穴の角化を正常化し、面皰の形成をおさえ、抗炎症作用もあります。
過酸化ベンゾイル
角質を剥離し毛穴の詰まりを改善する作用と、アクネ菌を殺菌する作用があります。
これらでは、赤みやかゆみ・ひりつき・皮膚めくれ・乾燥などの刺激症状が出現することがありますが、使用前に保湿剤をしっかり塗布することで軽減することができます。

炎症性の赤にきび、黄にきび(紅色丘疹、膿疱)
前述の4剤のほか、抗生物質の飲み薬(ミノマイシン、ドキシサイクリン、ロキシスロマイシンなど)や塗り薬(クリンダマイシン、ナジフロキサシン、オゼノキサシン)も有効です。
炎症性のにきびが少なくなった後(維持期)
抗生物質の飲み薬や塗り薬は中止して、アダパレンや過酸化ベンゾイルなどの塗り薬で再発予防することが大切です。(抗生物質を長期使用すると、抗生物質の効かない菌が増えてしまうことがあります。)
②スキンケア
洗顔
クレンジングで丁寧に化粧を落とし、過剰な皮疹の除去のため1日2回朝夕の洗顔がおすすめです。毛穴の皮脂や汚れを効果的に洗浄する洗顔料を選ぶと良いでしょう。すすぎはぬるま湯で十分に行い、洗顔料が残らないようにすることも大切です。
基礎化粧品(スキンケア製品)
低刺激、ノンコメドジェニックテスト済み(面皰ができにくいように作られた)、かつ保湿性の高い製品を使用することが理想的です。

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