汗疹(あせも)

汗疹(あせも)とは
「汗疹(かんしん)」とはいわゆる「あせも」のことで、エクリン汗腺の閉塞によって生じる皮膚炎です。
エクリン汗腺は、ほぼ全身に分布する汗腺で、温熱刺激によって体温調節のためにおもにここで汗がつくられ、導管という管を通って体外へと排出されます。
この汗の通り道である導管が詰まって、汗がスムーズに排出できない状態になり、皮膚の中に汗が溜まることによって起こるのが汗疹です。
症状はおもに、透明なポツポツや赤いポツポツ、痒みなどが見られます。

症状
汗疹には3種類あり、汗の通り道である導管の詰まる部位によって症状が異なります。
皮膚は、外から表皮・真皮・皮下組織の3層構造であり、表皮はさらに外から①角層、②顆粒層(かりゅうそう)、③有棘層(ゆうきょくそう)、④基底層の4層で構成されています。
水晶様汗疹
表皮の最外層である角層で導管が詰まると生じます。
透明な直径数mmの小さなポツポツ(小水疱)ができ、赤みやかゆみはほぼ無く、数日で消退します。
新生児の顔によくできますが、大人でも発熱時に生じることがあります。
紅色汗疹
最も一般的なあせもで、表皮の顆粒層付近で導管が詰まると生じます。
1~2mm大の赤いポツポツ(紅色小丘疹)ができ、かゆみが強く、掻くことによりかぶれ様になって、細菌感染を起こして「とびひ(伝染性膿痂疹)」を生じることもあります。
首、体幹、脇、ひじや膝の内側にできやすく、高温多湿の環境や、汗をかきやすい人、赤ちゃんや小さな子どもによくみられます。
深在性汗疹
表皮と真皮の間付近で導管が詰まり、最も深い部位にできる汗疹です。
体外に汗を出せなくなり、発汗すると赤みもかゆみもない青白い平らな丘疹が多発します。
原因
エクリン汗腺からの発汗する際に、汗の通り道である導管が閉塞して、汗の排出が障害されることが原因で、溜まった汗が周囲の組織に漏れ出て皮疹を生じます。
夏季、高温多湿の環境での運動、発熱、包帯・ギプス・湿布・絆創膏による蒸れ、通気性の低い衣服の着用、汗をかきやすい体質や肥満体型など、発汗量が多く、皮膚表面の通気性が悪い状況で発症しやすくなります。
また、赤ちゃんや子どもは、大人に比べて体表面積が小さいにもかかわらず、生まれたときから大人と同じ数の汗腺があるため、狭い面積に汗腺が密集することになり、汗を多くかくことから汗疹がよくみられます。
治療

汗の詰まりを起こさないように皮膚の清潔を保つこと、高温多湿の環境を避け、汗を大量にかかないようにすることが大切です。
汗をかいたら、できるたけシャワーや入浴で洗い流し、シャンプーやボディソープは低刺激のものを使用し、十分にすすぎましょう。洗浄後に保湿剤を塗ることも大切です。
シャワーや入浴が難しい場合は、濡れた綿のタオルで擦らず優しく汗を拭き取りましょう。
暑い時期、室内ではエアコンや扇風機を利用し、涼しい環境を保ち汗をかきすぎないようにします。
衣服や寝具の素材を通気性と吸湿性の良いものにしたり、ゴムやベルト、下着で締め付けないようにしましょう。
赤みやかゆみがあり湿疹化している場合には、ステロイド外用薬を塗布することで炎症を抑えます。ステロイドには体の免疫反応を抑える働きがあるため、細菌による二次感染を生じることがあり注意が必要です。
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